こんにちは、サイト管理人の蓮(れん)です。
この記事ではこんなことをお伝えします☺︎
『ぜんぶ、すてれば』ってどんな本?
『ぜんぶ、すてれば』は実業家の中野善壽さんによって2020年4月17日に出版されたビジネス本です。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
・『ぜんぶ、すてれば』という本をどういった人が読むべきか
・『ぜんぶ、すてれば』から得られる3つの極意
・『ぜんぶ、すてれば』と合わせて読みたい関連書籍
それではいってみましょう!
『ぜんぶ、すてれば』を読むべき人
本書は以下のような悩みを抱えている方にオススメです。
『ぜんぶ、すてれば』は、現代を前向きに楽しみながら生きたいすべての人におすすめの本です。
この本を読んで実践すると、とても心が軽くなり「自分を信じて生きよう」と思えます。
『ぜんぶ、すてれば』基本情報
本書の基本情報は以下の通りです。
書籍名:『ぜんぶ、すてれば』
著者:中野善壽
発行所:ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年:2020年4月20日
著者:中野善壽氏について
プロフィール/中野善壽(なかの・よしひさ)、75歳。
伊勢丹、鈴屋で新規事業の立ち上げと海外進出を成功させる。
その後、台湾へ渡り、大手財閥企業で経営者として活躍。
2011年、寺田倉庫の代表取締役社長兼CEOに就任。
大規模な改革を実施し、老舗の大企業を機動力溢れる組織へと変貌させた。
日本有数の実業家でありながら、メディアに姿を表すことが少なく、実在さえ疑われていた伝説の方の初の著書です。
『ぜんぶ、すてれば』で書かれていること
不確実で変化の激しい時代。
個人の力が試される時代。
人生100年への備えが必要な時代。
日々の膨大な情報に対応し、
新しい技術や価値観へのアップデートが求められる。
過去の事例にはもはや頼れない。
ロールモデルも、人生プランも、描けない。
自分の意見や考えを持ち、
世の中に発信しなければならない。
しかし、実績も経験もなく、自信がない。
先の見えない将来のことを考えると、
不安で頭がいっぱいになり、疲弊してしまう。
こんな時代で生き残るには、
どのような知識をもち、
いかなる力を身につけなければならないのか。
『ぜんぶ、すてれば』p2より引用
VUCA*時代が到来し、物事の正解がわからず、個人の力が試される未来が到来します。
*VUCA・・・Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguityの頭文字をとった言葉。不確実で予測しづらく変化のはげしい状況のこと
この変化の激しい時代に、どう生きていけばよいか?という不安な問いかけに対し、著者の中野善壽さんは以下の通り答えられています。
「何も、必要ありません。ぜんぶ、捨てればいいんですよ」
中野善壽(なかの・よしひさ)、75歳。
伊勢丹、鈴屋で新規事業の立ち上げと海外進出を成功させる。
その後、台湾へ渡り、大手財閥企業で経営者として活躍。
2011年、寺田倉庫の代表取締役社長兼CEOに就任。
大規模な改革を実施し、老舗の大企業を機動力溢れる組織へと変貌させた。
その手腕と独自の考え方、そして人柄により、各界の著名人に慕われている。
一方で、メディアにはほとんど姿を現さず、
社員にさえ、本当に実在するのか疑われていた、異端の人物。
その生き方の根幹にあるのは「何も持たない」こと。
家や車、時計は持たない。お酒もタバコも嗜まない。
お金も若い頃から、生活に必要な分を除いてすべて寄付している。
何も持たないからこそ、
過去に縛られず、未来に悩まず、
今日を大切に生きることができる。
『ぜんぶ、すてれば』p3より引用
この言葉の通り、本書では、”現代を楽しみながら生きるための極意”が、中野氏の生きざまと共に書かれています。
『ぜんぶ、すてれば』から得られる極意3つ
本書から得られる3つの生き方の極意をまとめました。
ひとつずつ解説をしていきます。
極意その①:何も持たない。
著者の中野氏は、経営者のため相応の収入がありますが、家も車も高級時計も持たず、生活に必要なお金以外は寄付をされているそうです。
所有は足枷になるとお考えの様で、身軽な生き方を好んでいる。
何かを持つと、煩雑な手続きや、それのメンテナンスにかかるコストや、失う心配が出てきます。
昨今、「ミニマリスト」という生活スタイルも流行っていますが、情報が膨大になり、考えなければいけないこと、選択しなければならないことが多すぎるこの時代、省けるものは積極的に省いていこうというこの考え方には納得感があります。
不要なモノ・コトを日々の生活から削ぎ落としていきましょう。
極意その②:自分はどう感じるか?と常に問い続ける
日常の中でちょっとした違和感を感じても、まわりが当然のように進めているため、そのまま流してしまった経験はたくさんあるのではないでしょうか。
著者は、些細な「自分はそうは思わない・・・」という違和感を大事にしてほしいとおっしゃっています。
実際、今の世の中では、急速に「違和感」から生じた発信が求められています。
特に日本人は、協調性を持つように育てられる傾向が強いにも関わらず、社会に出ると急に違った角度からの意見や、他とは違う発想力が求められ、戸惑う人が多いと言われています。
小さな違和感を大切にし、日々自分と周囲に問いかけ続けることが、個の力を高めることに繋がります。
自分自身の感性、小さな違和感や疑問を大切に生きていきましょう。
極意その③:「今」にフォーカスする
中野さんは、目覚めるとすぐにスタッフに指示をだし、2時間後くらいにはすぐに進捗の確認をするそうです。
せっかちと言われるかもしれないが、明日死ぬかもしれない中、何からやればいい?と迷うのではなく、思いついた順に全部やっていけば後悔することはない、ということです。
情報過多の現代、情報収集に時間がかかり、行動に移せないと方も増えています。
また、事前に情報が得られるがゆえに不安がふくらみ、行動に移す勇気が削がれてしまうというケースもあると言われています。
事前リサーチができる分、失敗したときに「先に調べておけば・・・」と後悔を感じることから、失敗を嫌がる傾向も強まってきています。
でも、結局情報は情報でしかない。自分でやってみないと、本当のことは分かりません。
本書では、過去や将来にとらわれず、「今」を大事に、すぐに行動すべきことの大切さが説かれています。
『ぜんぶ、すてれば』と一緒に読みたい書籍3選
『ぜんぶ、すてれば』が心に響いた人。
一緒にこんな本もオススメです☺︎
①:自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと
自分らしさを手に入れるために、何を捨てたら良いか、具体的にどうやって捨てたら良いかを知りたい人におすすめです。
著者:四角 大輔
ニュージーランド湖畔の森に暮らす執筆家。
大量消費社会から距離を置くべく、行き過ぎた資本主義に依存しないインディペンデントな生き方を求め、原生林に囲まれた湖でサステナブルな自給自足ライフを営む。
場所に縛られない働き方を構築し、機内持込のザックのみというミニマルな旅スタイルで世界のエシカルな現場を1ヶ月以上かけて視察するオーガニックジャーニーを続け、65ヵ国以上を訪れる。(2020/5現在)
②:DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
様々なものを捨てた後に、人生を豊かにするための方法を知りたい人におすすめです。
著者:ビル・パーキンス
1969年、アメリカテキサス州ヒューストン生まれ。
アメリカ領ヴァージン諸島を拠点とするコンサルティング会社BrisaMaxホールディングスCEO。
アイオワ大学を卒業後、ウォールストリートで働いたのち、エネルギー分野のトレーダーとして成功を収める。
現在は、1億2000万ドル超の資産を抱えるヘッジファンドのマネージャーでありながら、ハリウッド映画プロデューサー、ポーカープレーヤーなど、さまざまな分野に活躍の場を広げている。
③:自分の中に毒を持て
自分に自信を持ち、強い個性を発揮するためにはどの様に生きたらよいか知りたい人におすすめです。
著者:岡本 太郎
洋画家。1911年、東京生まれ。パリ大学卒業。
在学中、ピカソの作品に衝撃を受け、抽象芸術運動に参加。
帰国後、前衛的な作品を次々に発表、国内はもとより国際的にも高い評価を受ける。
大阪万国博の「太陽の塔」の創作はあまりにも有名。1996年逝去。
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